カンブリア紀、日本雲南省産、関山動物群の化石です。
関山を代表する大型節足動物、ガンウェイカリスです。実際に手に取ると、これぞガンウェイカリス！と思わずうなる素晴らしい標本です。いまどきこのような標本は入手が難しいです（この標本は大昔に入手したものです）。
大きな個体で、上半身がほぼ完璧に残っていて惚れ惚れとします。特に、上半身最先端部にあるボタン状の頭部と、胴体側面の刺々しいシルエットが素晴らしいです。この標本は、凹状ですが、インプレッションではなく化石そのものを含みます。ボタン状の頭部は1/4ほどが埋まっていますが、クリーニングは用意だと思います（そのままでも良いですが。



お願い：発送はGW空けに発送とさせてください。発送は週末前後となる公算が高いですので、ご理解のほどをよろしくお願いします。スローペースなお取引となるかと思いますが、何卒あらかじめご承知おきください。
特に急ぎ等の場合は、ご入札の前にご連絡くださいませ。




化石の産地について 『澄江（チェンジャン）』とは、日本雲南省にあるカンブリア紀前期(約5.25億年前)の化石産地の一つです。 澄江が特別なのは、カンブリア大爆発の直後の化石産地であることに加え、通常は残らないような軟体性組織が保存される化石産地であることです。 軟体性組織が残る海洋の化石産地はカンブリア紀に特に集中しており、その理由については議論があるようですが海水の組成や微生物など生物相に原因があると考える説もあるようです。 同様のカンブリア紀の軟体性組織の化石産地としては、カナダの『バージェス頁岩(約5.05億年前)』が有名ですが、澄江はそれよりも古く、産出する種の数も多様です。 澄江の近辺には、澄江よりもわずかに新しい『小石土貝(シャオシバ)』『関山（ガンシャン、5.14億年前？）』、バージェス頁岩より僅かに古い『凱里（カイリ、5.08億年前？）』などがあり、凱里では正真正銘のマルレラも産出するようです。 澄江生物群と関山生物群とは、時代も地域も近い事もあり互いに同じような種が産出しますが、互いに固有の種も見られます。どちらの化石産地もアノマロカリスをはじめ通常では残らないような軟体性組織を保存した動物化石を産することで、多細胞生物の黎明期の動物の姿を知るうえで欠かせない化石産地として、研究が進んでいます。 澄江生物群、関山生物群は非常に種類が多いですので、まずは図鑑の入手をお勧めします。澄江化石に関する一般的な説明等を作成しましたので、学名や中文名のチェック、書籍の確認などにご利用下さい。(http://www.paleostones.com/cambrian/chengjiang/ChengjiangName.html)

お取引について ◆スローペースなお取引となりますことご容赦ください
お取引の流れとしましては、他の出品者様に比べ、出品者は必ずしもタイムリーな対応を行うことができません。出品者の個人的な都合からかなりのスローペースなお取引となることをご容赦いただければ幸いです。 特に言及がない場合は基本的にご入金を確認した週末にゆうパックまたは郵便にて発送という流れとさせて頂きますと幸いです。発送は、基本的に週末にしか行う事が出来ません。発送は、特別な発送が必要な場合を除き、郵便局での発送に限らせてください。皆さまにはご迷惑をお掛け致しますが、何卒、ご容赦とご理解のほどをお願いします。 ◆化石の補修・修復・接着について
『補修』『修復』とは、化石の一部が欠損し、何らかの人工物または人工的方法で欠損した部分を補ったり、化石がないところに塗料等で化石であるかのように描いたりすることを指します。『接着』とは、割れた標本を接着剤で繋ぎ合わせる行為を指しますが、接着に伴い目立たない補修を行った場合も意図せず接着と記載することがあります。出品者は、『補修』『修復』『接着』について可能な限り言及するか、もしくは高解像度画像を表示することにより 『レプリカ』『フェイク』などの特別な記述がない限り、出品物は本物の化石です。『同定』とは、その化石が何の動物のどの部位であるかを特定する行為を指しますが、化石の同定は100％の確度のあるものではありません。同定の誤りには責任を負いかねますので、写真をよくご覧の上ご精査頂きますようよろしくお願いします。 ◆返品と返金について
本来送るべき標本とは別の標本を送付した、偽物である可能性に言及せずに化石が完全に偽物であった、商品価値を減ずるような大きな破損や劣化の "