英国王室御用達のロイヤルウスターのアイボリーブラッシュのコンポート皿ですブラッシュアイボリーは1890年代前後に好んで制作されました。フランスのアールヌーボーの影響をうけており、自然の素材を模したクリーム色の陶磁器に、可憐な手描きの草花を配したウースターを代表する技法の一つです。ブラッシュアイボリーは、当時の上流階級の人々に絶大な人気を博しました。バックスタンプはグレンジャー社がウースター社に合併したあとのもので、グレンジャーウースターとも呼ばれております。縁に施されたピアッシングにオールドノリタケで言う金盛の様な技法で描かれた花がとても上品な仕上がりです。サイズ直径約22.5cm高さ約5cm足元にも金彩が施された丁寧な仕事のお品です。少しかたつきがございますが、テーブルクロスの上でお使い頂けるとさほど気にならないかと思います。割れ、カケ、ヒビはございません。黒点あり縁によく見るとほんの一部ヒビの様な筋が見えますが裏面には影響がなく、いわゆる窯傷と呼ばれるものと思います。金彩は一部薄いムラはございますが、はがれも見られず綺麗なコンディションです。約120年を経ているとは思われない、非常に良いコンディションです。　手描きのお花が本当に美しいです。コンポートですので、こちらは単品でお使いいただきやすいかと思います。あえてアイボリーとゴールドの2色使いなので、和風のコーディネートでも素敵かと思います。